2022年 年頭の辞

カテゴリ:ITの町医者を目指して 公開日時:2022/01/01 00:03

皆さん新年あけましておめでとう御座います。

 

 本年もアークホールディングスグループ アテンド アークH.Dアスプロ

宜しくご愛顧戴きたく新年の御挨拶させて頂きます。

 

 コロナ渦で生き残る為の経営改革、AIという名の人工知能を活用して働き方改革の

補助など…さま変わりしつつある産業革命の中にIT化は、ほぼ全ての業界に標準装備となり、

「人・もの・金・情報」という会社の4大経営資源の流れの中で【もの】というカテゴリーが

漸く見直され新しい進化へ走り出していると思われます。

 

それが、デジタル省庁でありDX(DigitalTransformation)と称されたキーワードで新しい

イノベーションが起こっていると思われます。

 

さて、

デジタルトランスフォーメーションを辞書で紐解けば⇒デジタル技術を浸透させることで

人々の生活をより良いものへと変革すること!

 

技術を浸透させる?? 新種のワクチンでも打つのか?

そうでは有りませんね!?(笑)

 

誰もが分かり易く説明差し上げてご愛顧いただいているアテンドとしては、単純に新しい

IT製品が出来たからバンバン販売して売上を上げようっという事では有りません。

 

簡単に申し上げると、既に生活の根ついたICT化(アレクサ・スマホでの家電遠隔操作等)や

チケット予約、バーコードやLineなどの友達申請でのTV参加など…普及はドッグイヤーより

早く秒速で進化して来ている感があります。

 

全ての企業内でのIT化に於いても、PCの導入⇒紙からデジタルデータへと進み更には

AIでの各種問合せ対応、社内業務改善・各部門の行動管理・RPA(業務の自動運転化)・

テレワーク監視などなど…もうデジタル技術を使わずに生活することも避けて通ることも

出来ない時代と言って良いのでは無いでしょうか?

 

しかし、それではまだIT化を導入したにだけに過ぎず、先ほどの「浸透させた」「変革をもたらし

イノベーションが起こった」というレベルに成っていないので「穴だらけのIT化」じゃないか!と

言うことなのでIT技術を有効活用=人のIT運営化スキルUPしよう!と掲げたのがDXなので

「IT化機械を正しく使いこなそう」という事なのです。

 

つまり、その製品(システム)が本当に社内の人間が使いこなしているのでしょうか?社員一人

一人が使いこなして本当に便利に成り、無駄を省き、業務効率UPしているのでしょうか?

 

これを見直して「浸透させること」=戴いた食べ物を残さず食べて栄養になったこと!が

DX(デジタルトランスフォーメーション)なのであります。

 

実際、わが社の経営理念でも公開している通り、「情報の快適活用は、人々に余裕・優しさを

与える」を掲げてきました。

1.物を売るだけでは無く、使い込んで貰おう!⇒その利用継続率がわが社の価値である。

 

2.快適(使いこなす)に利用されれば、時間短縮も経費節約もでき、経営が安定して行けば

  心や行動に余裕が生まれ、人々に優しくなれる。

 

 私が大手企業のサラリーマンだった頃、どれだけ素晴らしい企業理念を掲げても売上拡大が

最優先順位で商品より、先ずは売上確保しろ!売上が上げられない営業社員はクズだ!みたいな

先日ネットフリックスで観た「七つの会議」のような状況です。しかし、これは当然至極のことで

会社に利益が出なければ自分や社員の家族をも守れないのに地域貢献すら出来ないのではと

考える訳です。

 

この売上至上主義から本当の顧客優先主義に代わる為には、ITの導入だけで、稼働率が10%未満では

不十分であり、また新しい新型システムに乗り換え、また使い方も不十分なうちに…更に新しい

システムに移行して儲かるのは結果的にIT業界や大企業だけで気が付いたら地場で奔走している

中小企業は生き残れなくなってしまう事を危惧して起業したのは22年前に成ります。

 

先ほど列挙した各種のIT化システムも創業当時より徐々に増やして全てのシステムを取り揃えて

来ました。「ノアの方舟戦略」として起業したアークH.Dも我々に不足している新製品を連合軍を

作りラインナップしてきました。

 

ところが、その根底にある利用率・設備稼働率を調査していくために「アテンドパーク」という

新潟県内限定の無料参加型ポータルサイトを運営させて頂いておりますが、どれだけ利用してくれて

いるか?どこまで中小企業が書類保管ひとつにとってもクラウド管理で大手に負けないスピード力

情報整理術を運用されているかを調査し、改善・使い方指導⇒業務改善へつなげるか?!を目的に

多くの自社システムを無料お試しで導入させて頂きました。

 

しかしながら残念なことに、その利用(稼働)率は…10%前後です。

これって、どういうことかと申し上げれば、成功率と同じだと言えます。(昔は勝組10%今は5%)

 

これでは、言っている事とやっていることが違うじゃ無いか!と叱咤される筈ですし、現実その通り

です。これを国を挙げてのデジタル省庁やDXの啓蒙が解決してくれるものと大いに期待します。

 

我々アークグループは、社員が本当にIT導入先企業が若い社員も年配の社員もAIに仕事を奪われ

るのでは無く、AIや導入された各種システムを使いこなして、新しいイノベーションを造りあげ

コロナ渦やSDGSや異常気象による環境変化に対応できる企業改革のお手伝い(売るだけじゃ

無く利用する)を履行して戴くために奮闘しています。

 

 今どき、昭和じゃあるまいし売上至上主義でも無いのですが…

社内の営業マンに月間200人の社長とお会いして自分の知識や賢いIT活用法を伝えて来い!などと

超アナログチックは事を言うもんですから…今もブラック社長と言われているのかも知れません(笑)

 

長くダラダラと書いてしまいましたが(汗)

 

折角の年頭の初めに心よりお伝えしたい事は、先日我が社の社員のプレゼンでの殺し文句にあった

言葉の受け売りではありますが…チャールズ・ロバート・ダーウィンの著書の中にある

 

【 生き残ったのは、強いモノでも賢いモノではない『変化に対応した種別』である 】

 

これを今更ながら、、正に今の時代やDXでくじけそうに成った時に皆さまが思い出し、この変化を

乗り越えて頂ける指針に成れば幸いです。

 

 

まだまだ、変化・挑戦し続けるアーク・アテンドグループを本年も宜しくお願い申し上げます。

 

 

                令和4年 元旦  株式会社アテンド 代表取締役 上村義明