2021年 年頭の辞

カテゴリ:ITの町医者を目指して 公開日時:2021/01/01 00:03

  皆さん新年あけましておめでとう御座います。

 

 本年もアークホールディングスグループ アテンドアークH.Dアスプロ

宜しくご愛顧戴きたく新年の御挨拶させて頂きます。

 

 さて、昨年はご承知の通り、世界中で「新型コロナウィルス」の影響で

未曽有の1年が過ぎましたね!

 

年頭より始まったダイアモンドプリンセス号からの感染報道に始まり、世界中が自粛モードに

なり、終息を待たずして「GoToキャンペーン」での経済立て直しも実質感染拡大に拡がり、

この年始も自粛モードで晴れ晴れとした正月気分とはいかない状況です。

 

政府の政策や各知事の判断の優劣で、いったいこの「コロナ禍」は、誰のせいで、いつ終わる

のか?!世界中の人々が身も心も弱り、恐怖と怒りに頭を抱えている事でしょう。

 

精神的にもう、限界だと…自粛を我慢できなくなって「どうせ感染しても俺たちは大丈夫だ!」

というガマン不足で拡大したようにも見えます。

 

逆にこれ以上自粛モードで売上が下がったら倒産・閉店やむなしだと「GoToキャンペーン」

中止(延期)で目の前が真っ暗になってしまった経営者の方々も多く居ると思えます。

 

また、一番過酷な現場でもある医療機関関係者の方々は…限界なんて嘆く暇も無いくらいに

奔走されて己の生死と向かい合わせで戦われている状況に敬意を表す次第です。

 

しかし、ウィルスに限らず、どの様な事態でも人々は「常に誰かの所為にしている」こと。

これが最大の敵では無いかと私は感じた1年でした。

 

日本がコロナ禍が襲う前の状況では、働き方改革・福利厚生・求人難の売り手市場で…

「就労条件は?残業は?有給消化率は?」っと、まるで仕事をしてやっている環境下に

置かれていました。

それが、コロナ禍の中では、自粛・時短・残業なし・テレワークや在宅勤務など、様々な

工夫が講じられ実質失業者の増大と収入ダウンでした。

 

そうして、自粛させるなら「休業補償しろよ!」「家賃保証も頼む!」「雇用を守れ!」と

次から次へと要求の嵐で「常に誰かの所為にしている」状況をみて、我々は本当にこれで良い

のだろうか?と考えさせられます。

 

この世界中、100年に一度のウィルス攻撃は、平和と傲慢になりすぎた人間への警告として

受け止めるべきでは無いでしょうか?

世の中が平和に慣れ過ぎて娯楽・休暇・楽して稼ぐなど…傲慢になってしまった我々人類に

警告を促している様にしか感じえません!

 

300日近くも休日無しで治療に当たっている医療関係者を見ていると、俺たちの自粛なんて!

笑わせるな!っと叱咤されそうです。

 

この様な時代だからこそ、行うべきことを確実に履行して自粛に留まらず終息後も権利ばかり

主張せず、初心に帰り就労に対する心得を考え直さなければなりません。

 

昨年の新卒と一昨年以前の新卒では、与えられた環境がまるで違い、仕事が出来ている状況を

感謝しています。

つまり、昨年の新卒の状況での心構えで就労に励めば、コロナ禍で得た教訓に生かせるのでは

無いでしょうか?!

 

私には、世界の隅々は判り得ませんが、日本では「自ら行うべきことを行わず、常に誰かの

所為」にして先の事を考えず、今だけ良ければ良いという考えを改める良い機会だと認識

させられた年でありました。

 

 

我が社では、お陰さまで「暇だから休んでくれ。時短だから帰ってくれ。」なんて言える

社員は一人も居ませんでした。私はブラック社長かも知れませんが(苦笑)

 

社員へは居たいだけ居れる環境を作り続けよう!と常に新しい仕事を探して来ました。

今年66歳を迎える社員もおります。(60歳⇒66歳⇒70歳⇒)と定年延長を計画しています。

つまりやれるだけ(居れるだけ)受け入れられる職場作りを目指しています。

 

無論、当社はIT企業ですので年齢と共に作業効率は下がります。しかし、作業能率は年齢に

比例しません。従って本人が「精一杯生き続けたから、そろそろのんびり過ごそうかな~」と

自主退職するまで会社は受け入れたい…受け入れられる企業でありたいと考えています。

 

決して、甘やかすのでは無く、なすべき仕事を淡々と行う。(当社ITシステムが、それを監視

しています)それが人間の務めとして仕事をして安定生活を守り税金を納め世の中と共存する

ことが人間としての使命であり地域貢献だと全社員が認識して頑張ってくれています。

 

この誰かに助けて貰うのでは無く、誰の所為にするのでも無く、共に助け合える為に利用する

システムを多くの中小企業の方々に提案し、「買って頂くだけでは無く、利用して頂く」を

理念として販売して精査して効率化を図り時間を余らせることで、余裕が生まれ優しさが生まれ

誰かの所為ではなく誰かの為になるシステムとソリューションをアテンドして来ました。

 

今後、どんな環境下に置かれても、十分社員を守っていける仕組み(システム)を提供する

ことが新しい時代の中でAIと共存できる時代では無いかと感じられます。

 

最後に成りましたが…

どうか、コロナ禍で売上低下・廃業や自粛や失業や精神的に参っている方々も、今一度冷静に

振り返り元気を出して、誰の所為にもせずに強い自分の意思を持って乗り越えて行って頂きたい

と願います。決して新型ウィルスに負けることなく我々も変異種となって立ち向かいましょう!

 

昔、「攻撃は最大の防御なり」と言われました。現代は「変化は最大の防御なり」であると思い

変化を恐れず立ち上がれる年にしたいものです。

 

 

本年もアークホールディングスグループ アテンド ・ アークH.D ・ アスプロ

社員一同どうか宜しくお願い申し上げます。

 

今年も皆さま共々前進して参りたいと思い、年頭の辞とさせて戴きます。

 

 

令和3年1月1日

株式会社アテンド 代表取締役 上村義明